基本的に昼過ぎまでゆっくり寝て、午後から買い物したり。
冷蔵庫にはお中元のハーゲンダッツがたくさんあるし、さっき母親が「サイコが食べると思って」ってチーズを買ってきてくれた。
愛犬コーギーも相変わらずかわいいし、実家とは現代人の最後の楽園なのかもしれませんね。
ただし滞在期間を間違えると、途端に煉獄と化すので注意が必要。
さて、7月はフジロック、8月はサマーソニックに行ってきたので、その感想など。
■フジロック
3日目のみ参加しました。
ヘッドライナーだったカニエ・ウエストのキャンセルが発表されて、相当盛り下がっていたのですが
ロードが出るということで、3日目に。
といいつつ、一発目に見ようと思っていたJUNGLE BY NIGHTは、天気が悪くて出かけるのがおっくうで見過ごしてしまった・・・
ただでさえそんなに見るものないのに、どうすんじゃ!という感じですが
昼過ぎまであまり天気がよくなかったので、屋台でいろいろ食べたり飲んだりしながら
現地で何人かの友達に会ったりするのも、それはそれで楽しかった。
印象だったアクトをいくつか。
ホワイトステージのAsgeir。
全然知らないアーティストだったんですが、デビュー盤がアイスランドで爆発的に売れたという新人シンガーソングライターです。
ジェイムス・ブレイクに似てるんだけど、闇というよりは、緯度の高い国ならではの薄い白い光というイメージ。
どんどん人が集まってきて、ほぼ満員になって、静かに盛り上がっていた。
代表曲の「King And Cross」は特に惹き込まれた。
最初から最後までMCが「Thank you」だけだったけど、そのシャイさも含めての音楽性という感じ。
速攻でアルバム買ったんですが、かなりリピートしています。
レッドマーキーのトリ、ロードも印象的でした。
30分以上前に着いたのに、その時点でかなり人が入っていた。
明滅するライト、白いワンピースと赤毛、独特の低い歌声、アニミズムの巫女が祈るような動き・・・
熱心なファンから、ちょっと気になる程度の人まで、たくさんの人が好奇と期待の目を向けるなか
そういう意識からまったく離れた世界にひとりいるように、憑りつかれたように歌い踊る。
ちょっと歌えるとかそういうレベルじゃない、音楽を宿命づけられた女の子なんだなと思い知らされました。
Twitter見ると、「今までいろんな国を旅したけど、日本ほどクールな国はない」「まるで初めて旅行をしたかのように感動している」と、日本をべたぼめしてくれてて、その等身大のはしゃぎっぷりとのギャップもまた魅力。
「Royals」の合唱はめちゃくちゃ楽しかった!
トリはホワイトステージのアウトキャストを。
また雨が降り始めていて、一緒に行ったメンバーは先にペンションに帰ってしまって
私と彼氏(HIP HOP全然聴かない)だけで行ったので、ちょっと見たら帰ろうかなあなどと思っていたのですが
もうめちゃくちゃ楽しくて、行って正解! 踊り狂った。
ファンというほどでもないはずなのに、ヒット曲が多いから盛り上がるし、ステージングもさすがの一言。
「Miss Jackson」でスリーピー・ブラウンまで登場したときは絶叫したよ。
あと、ビヨンセやJay-Zを見たときも思いましたが、アメリカの一流アーティストは、背景もすごいよね。
ミュージックビデオ並に凝ってる映像がいっぱい流れて、それを見てるだけでも楽しかった。
しかし前回今回と、椅子なしで動いてたんだけど、次回からはさすがに買わないとな、と。
こうしてアウトドア用品が家に増えていくのか・・・
■サマーソニック
今年は初めて両日参加。
1日目はTOKIOをフルで見たい!と思っていたのに、2日通し券はマリンスタジアムで引き換えなければならないことを知らず
やっとメッセのレインボーステージに到着したのが、12時10分過ぎ・・・その時点で、TOKIOは満員御礼で入場規制!
列に並んで、なんとか終盤だけチラッと見ることができた。
「みんなにプレゼントしたい曲がある!」という長瀬が、「LOVE YOU ONLY」を紹介したときの観客の盛り上がり方は凄まじかった。
最近ネットを中心に再評価が高まっているTOKIOですが、私も完全に世代の人間なので、みんなで盛り上がれるのは嬉しい。
CMやドラマ主題歌で、ヒット曲がたくさんあるって本当にすごいことだ。愛すべき20年間アイドル野郎ども!
この日はソニックステージトリのPHOENIXが素晴らしかった。
アルバムは前作と今作を持っていて、結構好きなバンドではあったけど、こんなにライブがいいとは知らなかった!
音源のドリーミーなイメージよりも音がギュインギュインいってて、ギターソロの見せ場があったりとアグレッシブ。
デビューが2000年だから、実はかなりベテランなんだよね。
構成や見せ方も上手くて、観客の熱気もすごくて、とてもいいショウだった。
爆音の「Love Like Sunset」最高でした。
2日目の一発目はCharli XCX!
デビュー当初はエレクトロ寄りの子なのかな?と思っていて、そこまでピンときてなかったんですが
イギー・アザリアとの「Fancy」、そして現在ヒット中の「Boom Clap」ですっかり虜に。
ポップな曲を歌っていてもにじみ出るパンクな精神が、ステージ上でも大いに発揮されていた。
ムチムチの豊満な白い身体をミニワンピとキモノスリーブのガウンに包み、ものすごい勢いで飛び跳ねまくる。
なのに歌は安定してるし、観客の煽りも上手いし、バックのガールズバンドも可愛い。
とにもかくにもエモくて、私が今ティーンだったら、毎日ビデオ見て、手帳に歌詞を書き写して、メイクとファッション真似するだろうなって思いました。
前日同じソニックステージでスカイ・フェレイラを見たんですが
イケメンバンドを従え、黒ずくめのファッションで、微動だにせず歌っていたスカイと好対照で
個人的にはチャーリーのほうが好きだった。スカイも意外と歌上手くて良かったけど。
ラストは「Boom Clap」!
とてもシンプルな恋の歌なのに、エモすぎて私毎回泣けちゃうんだよ。
一番のお目当てだった、BANKSも良かったです。
ダークで魔女的な世界観をステージでも再現していて、むしろ歌のうまさは音源以上かも。
夏だということを忘れさせる黒のロングドレスも、ナタリー・ポートマン似の非現実的な美貌によく似合っていた。
持ち歌のなかでもことさらロックな「Beggin For Thread」は、こぶしを突き上げて一緒に歌いながら聴きました。
「Warm Water」のジャジーなアレンジも、他の曲と変化をつけていて良かった。
2日とも最後のトリまで見たので、海浜幕張駅が激混みでどうしようかと思ったけど
バスorタクシーで、総武線の幕張本郷駅か幕張駅まで出れば、余裕で座って帰れるという裏ワザを編み出したので、皆さんにもお伝えします。
タクシーで幕張駅までは1300円くらいかな。バスは海浜幕張駅前から出ています。
汗臭い電車にぎゅうぎゅうのまま立ちっぱなしにならなくて済むので、とてもおすすめ。