2025年7月1日火曜日

Saicish、移行しました

というわけで、fc2web版のSaicishは、昨日6月30日に消滅しました。
といいつつ私のPCではまだ見えるんだけど、きっとこれはキャッシュのはず。
私はというと、6月28日から大急ぎで移行作業を始めて、なんとか音楽レビュー、音楽ランキング、映画レビュー、タイムショック出場記やファッション甲子園出場記(両方とも、執筆したのはなんと2002年だった…!)などの主要な文章をせっせと移しました。
こちらが新生SaicishのTOPページで、archivesというボタンから、過去記事のログ貯め置き場が見られます。こちらもカテゴリーごとに整理するページをつくりたいと思っていますが、とりあえずはなんとか。
STYLEという名前のカテゴリに掲載していた、各アワードやセレブに関するファッションのページは、やはり写真ありきの構成なので、移行はしないことにしました。
リンジー・ローハンとかキルスティン・ダンストとかエマ・ストーンとか、当時の私がめちゃくちゃ気合い入れて書いていたのを思い出して感慨深くなりましたが、自分にとっても彼女たちにとっても長く残すものでもないような気もし、終わりにいたします。

BBSもなくなりました。
その代わりこのブログのコメント機能を開放しましたので、今後はなにかあればこちらに都度書き込んでいただければと。
またTOPページのcontactボタンからも、私に直接連絡する機能があります。

ひとまず移行に関してはこんなところ!
このブログをPCで見ると、上記の新生Saicishのリンクが表示されるけど、スマホ版だとデフォルトでは表示されないようなので、ますますSaicishそのものにたどり着きにくいだろうなとは思いつつ。
音楽対談とか、ミッチーの曲への想いとか、旅行記とか、あまりにも無邪気な10~20年前の書きっぷりに恥ずかしくなったけど、コンプライアンス的に本当に載せてまずそうな箇所以外は忠実に転載したので、この機会にまた見ていただけると嬉しいです。
あと未完の大作・タイムショック出場記の最後も少しだけ追記したので、よかったらご覧くださいませ。

2025年6月28日土曜日

書けてよかった

fc2webの SAICISH消滅直前のせいか、執筆がはかどる…
311の直後と、伯母が危篤のときのことを思い出す。生物としての危機を感じるときほど妙に食欲が増したものでした。
ということは、サイトが消滅するということは、自分の文章の命の消滅の危機なのか。同じラインで比べるものじゃないとは思いつつ、なんかそんなことを考えてしまいます。

私はこのサイコ名義のSAICISHのほかに、別名義(ガから始まる名前)のツイッター、note、Voicy、その名義で参加しているウェブマガジン、さらに別名義(佐から始まる名前)の「小説家になろう」を主に運営しています。プラス、小説家になろうと同じ名義で漫画原作もやっていて。
ガ~名義と佐~名義のつながりは隠してはおらず、リンクとかは張っていないけど検索すれば「小説家になろう」のページもすぐわかるので、本当に独立しているのはこのサイコ名義だけかな。
ここのつなげ具合について、あんまりはっきり書いてこなかったけど、たまたま検索とかして気づく人は気づくだろうし、それは仕方ない(というかそこまで見てくれて嬉しい)。でもツイッターは大多数が見すぎているし仕事の知り合いも多いので、そこにプライベートのサイコをわざわざ接続する必要はない、という気持ちでやっています。

数えてみたら、14歳、2000年からインターネットに文章を発信し続けているので、今年2025年がまさに25周年、四半世紀なんですよね。
私の寿命が85歳としても、最初の14年と79歳~85歳の6年(PC打てなくなるかもという前提)を引くと60年分のうちの25年なので、半分近くは過ぎたことになる。しかも、一般的に書き盛り(そんな言葉ないけど)の若い時代が過ぎた。

この1週間SAICISHの原稿整理をして、膨大なアーカイブにまつわる思い出に浸っていたところ、本当にたまたまなんですが、フィクションの創作物に関するフィードバックも立て続けに2つあって。

ひとつは、土曜にミッチーのワンマンショーで。おなじみ、マッチーさんと一緒に渋谷の会場に参加していたのですが、ライブで久しぶりにとある懐かしい曲(ネタバレになるので書きませんが、セカンドアルバム『嘘とロマン』の重要曲)をやったんですよね。
帰宅後にマッチーから「サイコちゃんが原作を書いてる漫画のキャラクターを想像しながら聴いていたよ」と連絡をもらって。しかもそのキャラクター、主人公ではなく、ヒーロー(男)とライバル役(女)だったんです。
私もライブで演奏を聴きながら、別の曲や小説を連想することはよくするけど、実際に自分が書いた作品が、しかもミッチーのワンマンショーで連想してもらえるなんて思ってもみなくて。
あと、私は作者なので、当て馬役であるライバルの女の子についても思い入れがあるのですが、今のところ意地悪な恋敵なので、一般的にはそんなに歓迎されないキャラクターです。今後いいところを出していくつもりですが、まだ予兆しか出していないので、この段階でマッチーがそうやって物語の機微を汲み取って、ミッチーの大事な曲とつなげてくれたことに、純粋に感動してしまいました(そもそも最新話まで課金して読んでくれてほんまにありがとう…)。

もうひとつ、私が小説家になろうで2011年に書いた「キセル」という中編小説があります。手ごたえのあった作品で気に入っていますが、結構地味な話でもあり、なんといってももう15年近く前の作品なので、今更新規で読んでもらうのはあまり期待できない状況…だったのですが、今週いきなり感想がついてたんですよ。
小説家になろうに投稿したことがある人はわかると思いますが、何の気なしにMYページを開いて、「書かれた感想があります」の赤い文字が目に飛び込んでくると、本当にびっくりするよ!
読むと、とっても真摯で嬉しい感想が書かれていて、めちゃくちゃ嬉しい&感慨深くなりました。
「キセル」は三部作の2番目で、3番目の作品をずーっと書けずにいるんだけど、そろそろ本腰入れて書こうかなと考えだしていたタイミングだったので、その引き合わせに勝手に霊感を見出したりもした。

そんなことが続いたので、ああ私、書けてよかった、書き続けてよかったと改めて感じ入っています。
言葉っていちばんシンプルな伝達手段であり、この記事だってメモ帳に保存したらたぶん2KBとかでしょ? 音声や動画ならこうはいかない。
言葉、文章の実態の薄さみたいなものを寄る辺ないと感じることもあるけど、それが同時に強さでもあり。遠い昔に書いたものでも、漫画原作という形で変形してアウトプットしたものでも、言葉が誰かの心に届く。本当にかけがえのないことだと思います。大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、私自身の生きる力になる。

前も書いたけど、私はやっぱり常になにか書いて発信していたいし、それはもう好きとかじゃなくて呼吸に近いもの、自分が天から与えられた属性だと思っている。
もっとうまくなりたい、もっと読み手を喜ばせたいみたいな気持ちも当然ありつつ、言ってしまえば本当に自分が生きることと不可分だからやっている。
SAICISHというサイトの形がいったんなくなることは残念だけど(記事の転載どこまでやれるか…あまり期待せずにお待ちください)、私必ずどこかで書いて発信しているので、ラジオの周波数を合わせるみたいに、何度でも出会ってください。よろしくお願いします。

2025年6月21日土曜日

新しいサイトをとりあえずつくってみた

前回のfc2webサービス終了の話の続きです。

結局5月は仕事が忙しくて全然時間がとれず、6月になってやっとサイト移行に取り掛かろうとしたのですが、肝心のfc2webそのものがサーバー落ちが続いていて、ファイルマネージャーにアクセスできなくて……
とりあえず最低限のことだけでもと思い、SAICISHの各ページを普通に「名前をつけて保存」し、自分のパソコンとクラウドには保存し終わりました。

そして今日、移行先の新SAICISHのトップページだけをなんとかつくってみました。

https://saicish.my.canva.site/

本当はfc2ホームページにしたかったんだけど、なんかもう使い方が全然わからなくて、テンプレートとかもあるけどうまく調整できなくて、Wordpress版も登録してみたけど使いこなせる気がしなくて……
10代の頃はhtmlタグ打ちしてたのにな! あの世代の中高生、平気でhtml書いてたの今考えると本当すごいよ。

というわけで、とりあえずcanvaでトップページだけ設定したけど、膨大な記事のアーカイブをどうするか。
ほぼ文字なのでcanvaでひとつひとつテキストページを作成していくのはあまり現実的でなく、外部ブログやnote的なところにどんどん再投稿していくのがいちばんラクなんだけど、サイトとしての網羅性は確保できないよなぁ…とか。
まあ今更新規で来る方もほとんどいないと思うので、時系列も無視してひたすら各記事をアップしていって、タグとかつけて、探したい人はタグから読みたい記事をたどってくださいとするのか。
あちこちのドメインをとるのも面倒なので、過去記事はこのブログに、古い日時設定でどんどん投稿していく手もあるかな?と思っていますが、実際どうするかは未定。

というわけで、前回も書きましたが、SAICISHで今後も読みたい記事がある方は、ぜひダウンロードしてお手元においていただければと思います。
私も今回のタイミングで全記事改めて確認したけど、さすがsince 2001、めちゃくちゃ記事溜まってるな~~と気が遠くなった。
特に10代の頃に書いたものはかなり恥ずかしいので、もう移行しなくていいかなという気もするけど、でもその時にしか書けないものでもあるし、完全になくすのは惜しい気もするし。

今日はちょうどミッチーのワンマンショーツアー@渋谷LINE CUBEにも行ってきて、めちゃくちゃ楽しかったです。しかも初期のレア曲を結構やってくれて。
このサイトの歴史はほぼベイべとしての歴史でもあるので、非常に感慨深かったと同時に、90年代や00年代のリバイバルが起きている今、ミッチーの音楽性についても改めて語る場があってもいいのではと思った。アーティストとしてはあまり批評の土壌にのってこなかった人だと思うので、なおさら。

2025年5月2日金曜日

fc2webがサ終してしまう

皆さま~! サイコです。
さっそくですが、私は元気なんですが、saicishが存続の危機よ。
というのも、サーバーを借りていたfc2webが2025年6月末でサービス終了(サ終)してしまうから……!

2000年に開設したこのサイト、気づけばもう25年経つんですね……って、今PC打ちながらビックリしちゃった。四半世紀やんけ。
そりゃ女子高生だった私も40歳目の前になるわけです。
確か最初はinfoseek iswebを使っていて、サ終にともない途中でfc2webに移転したのですが、そのfc2も終わりかあ……。
10年代くらいまでは、「一度ネットにアップしたものは半永久的に残り続ける」的な言説がまかりとおっていて、実際それは真実だと思うんですけど、一方で検索アルゴリズムの変化などで、今当時のサイトのアーカイブってぐぐってもなかなかたどり着けないですよね。
今回みたいにサービスそのものがなくなったら、web魚拓とか取っていない限りデータそのものも消えていくし。
それこそsaicishだって、昔はGoogleで検索すると何ページにもわたって結果が出ていたけど、いま試しにやってみたら5件しかヒットしなかった。
ちなみに、たま~にエゴサーチしていると、「○○ 歌詞」で流入してくることはあるみたい。
(アラニス・モリセットの「Hands Clean」の和訳と、ミッチーの「ペンフレンド」について書いた20歳のときの記事は、ちょこちょこTwitterで感想を書いてくれている人がいる。ありがとうございます)

fc2webからはfc2ホームページという別のサービスに移管できるようなのですが、まだ作業時間がとれておらず。
そしてそもそも、ログインIDやパスワード自体も怪しい……。
なんとか5月中に作業したいと思っていますが、写真関係は取り扱うの大変だし、文字だけになるかな~という気がしています。それすらうまくいくかもやや不安なので、もし「この記事は手元においておきたい」という方がいれば、ご自身のデバイスに落としておいてくださいね。

このブログ自体は変更ありませんので、何かあればこちらでお知らせしていきます。

そういえば漫画原作の第2弾が、昨年末からスタートしています!
今回は、がんばりやヒロイン×不器用メガネ王子の明るいラブコメ。絵も現代的でとってもかわいいので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

いや~しかしサイト移管、マジでできるかな。不安だ~!