2012年8月18日土曜日

香港マカオ一人旅②

2日目前半

1日目の食事が麺ばかりだったので、今日は朝から飲茶が食べたい!ということで
「客家好棧(ハッガーホウセン)」というお店へ。
中国のユダヤ民族とも呼ばれる少数民族「客家」の伝統料理を楽しめるレストランとのこと。
客家好きとしては見逃せないお店です(近いうちに福建土楼に行きたい・・・)
広々としていてオシャレな雰囲気。日本語メニューもあります。
客家式海老餃子めちゃくちゃ美味かった。
ゴマ白玉のピーナッツ砂糖がけもめちゃウマ!
頑張って5品頼んだけど、食べきれなかったのが心残り。
でも本場の飲茶が堪能できたので満足!
・・・と言いたいところですが、飲茶といえば最初からお茶がポットで出てくるわけです。
が、何故かどれだけ注いでも透明な液体。 
なぜ?と思ってポットの中を見ると茶葉が入っていない。そりゃただの湯だよ!
茶葉は指定しなきゃいけないのかな?と思って周りを見るも、隣の客は普通に最初からお茶。
店員を呼びとめてポットの中身を指差して身振り手振りするも、2回連続で湯が注ぎ足されただけであった。
意外とチキンなためそれ以上交渉できず、一人旅の壁を思い知りながら白湯をすすりました。

午前中にざっくりとお土産などの買い物をすませ、いざマカオ!
マカオへはフェリーで渡ります。乗船時間は約1時間ほど。
「週末は混んでいてすぐ乗れないことも」とは聞いていたんだけど、本当にすごい人!
外国人旅行客というより、本土の人が遊びに行くんだなという印象。
14時半-15時半の便に乗り込んだんだけど、前日の雨で水量が増していたのもあってか、相当揺れました。
ビジネスクラス(2500円くらい)だったので軽食として出前一丁が出てきたんだけど、とても食べられず・・・
割と乗り物には強いほうなんですが、久々にグロッキーに。
ようやくマカオに辿りついて、ふらふらとアライバルゲートに向かうと、突然「キャー!!」という大歓声が。
え、私いつのまに有名人に?と思ったら、出待ちしてるらしき大勢の若者たちが。
ミーハー心丸出しで一眼レフ構えてる女子に「Who's coming?」って尋ねたら、「Girl's Generation」と・・・
そう、まさかの少女時代とバッティングしたのでした!!
気軽な一人旅だしということで出待ちの列に私も並んで約30分、見事9人の美女たちを拝むことができました。
ユナは花柄のロングワンピースにカーディガンでイメージどおり。赤毛のティパニも可愛かった。

フェリーターミナルからはバスでホテルへ。
マカオは有名ホテルなら必ず10~15分に1本くらいの間隔で送迎バスが出ており、しかも宿泊客でなくても使えるんです。
マカオは主に北の「マカオ半島」と南の「タイパ島」のふたつのエリアに別れていて
私は今回マカオ半島しかいなかったけど、次回いろいろ動くときは送迎バスをうまく利用したい。
で、マカオの宿はこちら。
Grand Lapa Hotel
この旅行の主目的は、このホテルに泊まることと言っても過言ではありません。
繁華街に近くて、屋外プールがあって、日本人一人でも安全に過ごせるラグジュアリーホテル。
エントランスをくぐるなり、なんともいえない花の芳しい香りが漂ってきて、一気にバカンス気分に!
清潔でクラシックでオリエンタルでゴージャスで・・・これこそ私が求めていたもの。
マンダリンオリエンタル系列だけあって、細部まで手入れが行きとどいています。
ポルトガル製ファブリックでまとめられた重厚な客室。
3人は余裕で寝られる広々としたベッド。この写真では見えないけどコーナー部分に使いやすい書きもの机も。
部屋からの眺め。隣の金色の建物は大型カジノホテル、サンズ。
もう、これこそ私の求めていたものや!!

すっかり船酔いも醒め、夕方から街の散策へ。
セナド広場というマカオ中心地に向かいます。グランドラパからは徒歩20分くらい。
近年のマカオはホテルの開業ラッシュらしく、巨大ホテルが林立しているんですが、とにかくその規模のデカさといったら・・・
ラスベガス資本の大型ホテル・ウィンマカオ。奥に見える金銀銅のホテルはMGMマカオ。
ラルク・マカオから出てきてウィンに入って行った黒服の3人組。明らかに堅気ではない。
マカオのホテル王・スタンレー・ホーが経営する老舗ホテル、リスボア。手前がカジノで奥がホテル。
そして新ランドマークとなっているグランド・リスボア。なんと52階建て! 奇妙な形は蓮をイメージしているそう。
こんなホテルが街中にばんばか建っているんですよ・・・島の規模に対して明らかに異常。クレイジー!
歩くだけでギラギラネオンカラーの欲望が伝播して、エミリオ・プッチみたいなドレスが着たくなる。

2012年8月14日火曜日

香港マカオ一人旅①

これまた時間が経ってしまいましたが、7月頭に行った香港・マカオ旅行のことなど。
今年は前半が仕事でずっとばたばたしてて、ゴールデンウィークもちゃんと休んでいなかったので
「有休とってどっか行きたいな~」とぼんやり考えてはいたのですが
ある日ふとスケジュール帳を見て、「来週末、土日に2日足して4連休取れるじゃん!!」ってことに気づき・・・
4日で行けて、観光ができて、かつバカンス気分も味わえて、ひとりでもそれなりに平気で、って考えたところマカオに決定。
プラス香港もつけようかね、みたいな感じの軽いノリです。
時期がギリギリなうえに一人旅なので、パッケージツアーはもう受け付けておらず、エクスペディアでホテルと飛行機を別々に取りました。
国内・海外含めて、ほぼはじめての一人旅でしたが、結論から言えばとても楽しめました。
ちなみに親に一人旅って話したら案の定「危険!」と反対されて
「そんな子まわりにいないでしょ!!」って言われたんだけど
ちょっと見渡しただけでも華月ちゃん、Hrkさん、そして一人旅女王・ナツちゃん・・・
ナツちゃんのウズベキスタンやロシアが難易度4だとしたら、香港マカオなんて難易度1だと思うわ。

スケジュールはこんな感じです。
1日目 成田→香港
2日目 香港→マカオ(フェリー)
3日目 マカオ
4日目 マカオ→香港→成田
飛行機はキャセイパシフィック。行きはほとんど寝てた。帰りは映画『ハンガーゲーム』を見たよ。

1日目 

香港といえば美食と買い物だと思いますが、今回一人旅ということでがっつりグルメは厳しいし、買い物も特に目的がなかったため、
コンパクトに観光できればいいやと思い、宿は利便性をとって尖沙咀の駅近で探しました。
Butterfly on Plat
とてもモダンで使いやすい小奇麗なホテル。無線LAN完備だし、レンジもありました。
ホテルマンもみんな若くて細身のグレーのスーツを着てたのが印象的。
空港からはシャトルバス(いくつかのホテルを回るタイプ)も出てるし、尖沙咀のまんなかなので、なんでもある。

16時頃にホテルに着いて、ぶらぶらしながらまず香港麺で有名な「池記」で腹ごしらえ。
看板メニューの海老ワンタン麺は31HK$。つまり約310円!
香港麺は、細麺でちょっと固めで食べごたえがあるのが特徴。卵の味もする。
プリッとしたワンタンがいっぱい入ってて嬉しかった。
現地の発音で言うと「ワンタンミン」!

しかし香港、とにかく蒸し暑い。
屋内はクーラーがガンガンに効いているのだけど、外は相当湿度高いです。
そんななか、涼しげな女子学生の2人組が目に飛び込んできました。
清楚な雰囲気の水色のワンピースの制服、そしてなんと腕を組んでるんだよ!
百合萌え属性ではないはずの私だが、思わず写真におさめてしまった・・・眼福。

しかし香港、普通に資本主義の都市として栄えすぎていて、東京と変わらなくてお土産に困った。 
滞在が短かったので、ほんとに都心しか見られなかったというのもある。
ただ海や大きな川がある都市が好きなので、海に面した独特の雰囲気みたいなものはよかったです。
ペニンシュラは前をタクシーで通っただけだけど、さすがのクラシックゴージャス!
あと、ちょうど香港返還15周年の時期だったので、過去のニュースとかが流れてたのは面白かった。


女人街の近くの道端で碁に興じるおじさんたち。こういう光景好き。


書店にて。結構日本の書籍も置いてあった。「謎解き~」とか、湊かなえとか。
旅行ガイドもコーナー作ってあって、東京以外だと北海道が人気ある印象。
そしてこの「ビジュアルで見る幕末」みたいな本が結構平積みされてて驚いたよ。
日本でもそれなりに売れてるシリーズだけど・・・そして隣は同じシリーズの三国志! シュール。

夕食は、ホテルの並びにある雲南米線の店に。
ほんとは定食みたいなのが食べたかったんだけど、一番地元の若者が多い店にあえて入ってみた。
雲南米線は雲南省発祥のライスヌードルなんですが、 四川料理に位置するため基本的に辛い。
牛肉入りの米線。一番プレーンなのにしたのに、かっらーい!!
でも独特の美味さ。スープにコクがあって相当美味かった。でも辛かった・・・
檸檬水をすぐ飲みほしてしまったけど、おかわりって言えないので、我慢せざるを得なかった。
ちなみにこの旅行中、料理のオーダーは全部指差しで。
毎回、一人だから最初は地元民だと思われるんだけど、つたない英語で指差ししてると
「あーもう、はいこれ見て!」って感じで無愛想なおばちゃんが外国人用のメニューを突きだしてくる、って感じでした。 

このあとは有名スイーツチェーン「許留山」で、マンゴー白玉を食べてお口直し。
ホテルに戻るついでにぶらっと入った足裏マッサージが、数年ぶりの大ヒットというくらい気持ち良かった。
Watsonsの向かいにあるビルの3Fかなんかにあって、チラシとか配ってて大丈夫かな?と思いつつ
中はおしゃれな雰囲気だし、なにより施術が超上手かった。
肩30分+足裏30分で1500円。翌日も香港泊だったら絶対リピートしてた。
「悠然坊美容保健中心」というお店です。メニューには日本語載ってるよ。