3日目後半
観光を終えてホテルに戻ろうとタクシーを探しますが、何故かいっこうに空車を発見できず・・・
ようやくみつけたタクシー乗り場も列ができていて、なかなか空車が来ない。
来たかと思えば止まらずに去っていったりして・・・謎! 一緒に並んでいた家族連れと顔を見合わせた。
仕方ないので汗だくになりながら、なんとか徒歩で帰宅。
月曜の午後という時間帯なので油断していましたが、夕方の交代の時間帯と重なると
タクシーがつかまらないという話はよくあるらしいので、これから行かれる方はご注意ください。
ホテルに辿りつくとすぐ、汗だくの身体をリフレッシュすべく屋外プールへ!
落ち着いた雰囲気の、リゾート気分な屋外プール。
小さいですがウォータースライダーや、 温水プールもあります。
ベトナムで買って以来、出番のなかったデイジー柄の水着で、プールサイドでのんびり読書。
お供はよく冷えたモヒート! 極楽・・・
ちなみに本は宮内悠介の『盤上の夜』を。
碁や将棋などのボードゲームをテーマにした短編集なので、マカオ=ギャンブルでちょうどいいや、と思って持参したのですが
第一話の主人公は香港旅行中に人身売買に遭って四肢を失う、という設定なので、よく考えたら相当シュールである。
(グロい話ではないので念のため。全編とても面白かったです)
夕食は、ホテル内のカフェ、ベラ・ビスタにて。
本当は飲茶で有名な「陶香居酒家」に行きたかったんだけど、みつけられなかったのよね。
カフェですが食事メニューも充分揃っているし、落ちついた雰囲気で食事できるので、これはこれでよかったです。
旅行中食べ損ねていた春巻きと海南鶏飯もここで食べました。
デザートはポルトガルの伝統スイーツ、セラドゥーラ。
砕いたビスケットとクリームを重ねたデザートです。
割と食べ応えがあるので、コーヒーと一緒にいただくのがおすすめ。
さあ、お腹もいっぱいになったところでいよいよギャンブルへ!
すぐ隣に大型カジノ、サンズは女性でも行きやすいということだったので、ここにしようかなと思っていたんですが
やっぱりマカオに来たからには、グランド・リスボアに行かなければ!ということで
綺麗めワンピース&レースガウン&クラッチに、NARSの赤リップという勝負スタイルでいざ出陣。
(といっても、実際はみんな結構普段着なんですが)
グランドリスボアはギラギラな外見に負けず劣らず、中身もやたら豪華。
ロビーにはばかでかい天然石やら黄金の船の彫刻みたいなのとか・・・
なかでも笑ったのはこれ。
手前はカジノ王スタンレー・ホー、奥は水運か何かに関係ある鳥の首の像。
真正面から撮ると、ホーさんの頭上に載ってるみたいで間が抜けている。
さらにうしろには巨大な金の蓮の花。クレイジー!
カジノ内は撮影禁止なので写真はないのですが・・・
1Fはブラックジャックや大小などの、各テーブルにディーラーがいるタイプのゲームのフロア
B1Fはスロット系のフロア、そして2FはVIPフロアになっていました。
VIPエリアの入り口には、わかりやすくモデルみたいなお姉さんが立っていて目の保養でした。
まずスロットで100HK$×2回。1回目は1.5倍の勝ちで、2回目は負け。
ボタンを押すだけなので初心者でもすぐできるけど、面白みにはやはり欠けるかな。
続いて、1Fの「大小」のテーブルへ。
「大小」とは、3つのサイコロの目が合計11より大きいか小さいかに賭けるゲーム。
目の合計数をピンポイントで指定したり、ぞろ目に賭けたりすると、配当は大きくなります。
普通の中国人のおばさんがいきなり9000HK$(約9万円)を換金するなか、
私はとりあえず300HK$(3000円)を換金、という超しょぼいスタート。
しかもミニマムベットが200HK$なので、最初にハズしたらもう終わり!
画面には直近の履歴が表示されているので、それを元に大か小かを考えます。
とりあえず大に賭けたら、勝ち!
続いてもう一回大にして、これも勝ち!
確か勝ち、勝ち、負け、勝ちと続いて、ちょっとは気が楽になってきたところで
ゲームに参加せずに見てただけの中国人のおじさんが、いきなり私のコインを取り「任せとけって!」と勝手に賭けてしまった。
えー!?と思ってたら負け。次もおじさんがやって、また負け・・・
さらに賭けようとするのを、もうダメ!と身ぶり手ぶりで阻止し、反動でちょっと高いところに賭けたら勝って、配当が倍に。
これがビギナーズラックなのか、何故か勝ちが続き、気づけば元手の倍になっていた。
といっても6000円なんだけど、チキンな私はなんだか恐ろしくなり始め、ここでいったんゲームを降りました。
我ながらほんと小物だわ・・・賭け事に向いてないわ!
しばらくほかのテーブルを見て回ったあと、所詮あぶく銭、元手以上に稼いだ分は今晩使い切ろうと再度「大小」へ。
そしたら今度はあっさり溶かしました。こんなもんですね。
1000円くらい残ったんで、2Fのバーでカクテルのグラスホッパーを頼んで
上からホールの喧騒を見渡しながら、大人気分を味わいました。
中央のステージではセクシー衣装のお姉さんのポールダンスなんかもやってました。
マカオのカジノは24時間営業、きらびやかな灯りが消えることはありません。
クレイジーな夜が更けていく・・・
4日目はほぼ帰国するだけだったので省略。
初の一人旅だったけど、とても楽しく充実していました(食事だけはいかんともしがたいけど)
特にマカオはまたすぐにでも行きたい。
ギラギラした資本主義パラダイスと、異国情緒あふれるアジア・エスニックが混在している。
つまり私が見たかったものがすべてあった。
次回は香港経由ではなく、深セン経由でマカオもいいなーなんて考えてます。