2013年7月28日日曜日

ロックのディズニーランド

人生初・フジロックに行ってきましたー!
アウトドアが苦手すぎて、フジロックには一生行くことはないだろうと思っていたのですが
今年はサマソニ行かないのと、彼氏が毎年仲間と行ってて、ペンションも確保してあるということで、土曜日のみ参加してきました。
日曜昼が仕事のため、金曜夜に現地入り→土曜の終電で東京着というハードスケジュールでしたが、充分楽しめた。
9月まであんまり休めなさそうなので、夏休みらしいことができてよかったです。

1日だけだし、テント泊でもないし、特に買うものはないかなと思っていたのですが
今年の天気は例年以上にヤバいという話を聞き、木曜日に慌てて買い物へ。
長靴を買うついでに、テンションあがって、WE GOで頭の悪そうな1980円の花柄ショーパンも買ってしまった。
なんか、こんなときしかはけないかなと思って・・・
これプラス、レギンス&レインコートで。
パーカは夜以外いらないかな?と思っていたけど、結局土曜日は雷雨がひどくて、昼間かなり冷え込んだので、持っていて正解だった。
レインコートが安物のビニールだったので余計に。
この組み合わせでほぼ過不足なかったかな。フェスぽいコーデができて満足! まあほとんどレインコート着てたんだけど。
ちなみに行きは移動だけだったので、黒のTシャツワンピ(中にショーパン)、アウトドアっぽい長めソックスという格好。
赤リップでちょっとロックな感じにしてみたよー

以下、印象に残ったアクトの感想です。
●Aimee Mann
お目当てのひとりだったのに、昼までだらだら準備してたら入場が間に合わなかった・・・(アホ)
でも会場に向かう山道から見下ろしながら聴けて、それはそれで乙であった。
やっぱ声が最高に渋いわ。

●FOALS
知らないバンドだったけど、よかった! 
テレッテレーっていうギターの音色、一癖ある踊れるメロディ、ポップな楽器隊。
この前の奥田民生あたりから大雨がひどくて、むしろ雷雨で、生気を奪われまくっていたせいで
グリーン後方で座って見たけど、前のほうはかなり踊っていた。元気だったら踊りたかった・・・
ここでChiaちゃんとも合流できたのでよかった。
今日さっそくCD買って来たんですが、かなりお気に入りでもう5回くらいリピートしている。

●キルスウィッチ・エンゲイジ
食事しながら漏れ聴こえてくるのを聴いてたんだけど、悪魔でも召喚しそうなゴリゴリのメタルコアで
なんべんも 「FUCK!」って叫んでたのに、最後のMCで「I LOVE YOU」って言ってて笑ってしまった。
アメとムチにもほどがある。
メタラーさんたちは楽しそうでいいよね。

●HURTS
この日いちばんのお目当て。
オープニングSEや照明から完璧な世界観。
3年前の初来日公演も見たけど、スケール感や演出がグレードアップしていて、相当楽しかっ た!
なんといってもセオ様の華麗なマイクさばき・・・わかっていたけど、ぐるっとマイクと踊る瞬間、悲鳴のようなため息を漏らしてしまった。
何度見てもクラクラするほど格好いい。エレガントなのにどこかサディスティック・・・エロすぎました!
セカンドの曲は地味かな?と思っていたけど、ライブ映えして盛りあがったし、ファーストの曲ももちろん最高。「Sunday」のライブアレンジがよかった。
移動のため大好きな「Stay」を聴けずにあとにしたのが心残りだけど、単独あったら絶対また行きたいなー!

本当はトリにケンドリック・ラマーを見たかったんだけど、終電に間に合いそうにもないので泣く泣く断念。
ビョークの神秘的な歌声を聞きながら、後ろ髪引かれつつシャトルバス乗り場へ移動し、帰りました。

行ってみてわかったけど、フジは見たいアーティストを見まくるフェスではないですね。
もちろんお目当ての音楽を聴くのも大事だけど、大雨とか山歩きとか、偶発的な要素全体を楽しむイベントなんだなあと思った。
アウトドアだからこそ、知り合いに会えたときの楽しさとかも、より一層だし。
そのなかで、FOALSみたいに、たまたま聴いた音楽に発見があればなおいいね! って感じなんだな。
初っ端から大雨で仮死状態に陥っていたせいで、ちょっと乗り遅れていた感もあったんだけど(雨は雨でいい経験だったけど)
18時頃に雨もあがって、食事とトイレのおかげで身体も温まり、ようやく自分も本番になれた印象。
グリーンを経由してレッドマーキーへ行くとき、グリーンではカール・ハイドが演奏してたんだけど、夕暮れをバックにしたステージと、集まったお客さんを見ながら歩いてたら、急に天啓を受けるように、「なんて楽しいんだ!」とハッとした。
この光景が野外フェスだ! 俺たちは自由だー!!みたいな気持ちが濁流のように溢れてきて
「なんかすっごい楽しい! すっごい楽しい!」と妙に興奮して、ニヤニヤが止まらなかった。
あそこには、そういうファンタジーが存在しているのだな。
まるでロックのディズニーランド。 大人がハマる理由がよくわかったわ。
来年も行きたい!

2013年7月21日日曜日

甲子園的に言えば

また1か月更新をほったらかしていたわけですけど、端的に言えば、書くことがありませんでした。
より具体的に言えば、恋愛が楽しすぎて、ほかに書くことがなかった!
我ながらなんと頭の悪い発言・・・でも事実なので仕方がない。
付き合いたての楽しい時期を経験するの、甲子園的に言えば7年ぶり2回目なので、許してください・・・
でも本当に、前の彼氏は学生時代から6年付き合って、学生のときの感覚がすごく強かったので
「私はもともと仲良い人じゃないと好きにならない。自分の時間が欲しいのでしょっちゅう会えない。趣味を理解してくれる人じゃないと付き合えない」
などと、自分の恋愛観をいろいろ勝手に定義していたのですが、いざ今の彼氏と付き合ってみたら
そういうのはあまり関係ないんだなというか、相手によって全然変わってくるもんだなということを、とても実感しています。
絶対譲れない部分みたいなものはもちろんあるんだけど、それとは別の部分で。
たとえば、今の彼氏は理系で、基本的に小説やマンガを全然読まなくて、私の家の本棚とか一切見ないし
Twitterもやってなくて、私のアカウントを知りたがろうともしない。もちろんサイキッシュのサの字も伝えていません。
でも、そんなこと関係なく話合うし、むしろ居心地いいというかラクで、この1か月とても新鮮な気持ちでいる。
社会人になってしばらくしたくらいから「昔こだわってた趣味とか嗜好とか、あとになって意外と変わるものだから、自分を信じすぎないようにしよう」と思うようになったんだけど、恋愛においてもそれは同じだなって思いました。
27歳になってもまだわからないことが多いし、だからこそ生きていて楽しい。

最近食べて美味しかったもの。
東京に遊びに来た兄がお土産に買ってきてくれた、帝国ホテルのシャリアピンパイ。














かつてロシア(ソ連?)の指揮者・シャリアピンさんが宿泊していたときに考案されたというパイ。
じっくり煮込んだ柔らかな牛フィレ肉と玉葱を包み込んだパイで、あまりにもいい匂い!
ナイフを入れると肉汁の香りが食卓に広がります。コーンスープなどを添えれば、サンデーブランチにぴったり。
兄と二人で「うまいー! セレブー!」と叫びながら食べました。
私は目的もないのに、しょっちゅう気の利いたお遣い物について想いを馳せているのですが
甘いものがNGな場所に、このパイはぴったりだなと思った。常温保存もできます。

The Weekendの新譜が良い感じ。
 
サマソニをキャンセルしてまで制作が続けられている新譜、『Kiss Land』!
先行シングルのタイトルは「Belong To The World」。
 「ジョン・カーペンター、デヴィッド・クローネンバーグ、リドリー・スコットといった監督にインスパイアされている」と聞いたら期待せずにはいられませんね。
さらにbmrのニュースによると、
「俺の中でR&Bなのは、歌のスタイルだけだ。ボーカルでは、R.ケリー、マイケル・ジャクソン、プリンスから影響を受けているけど、プロダクション面やソングライティングなんかは、R&Bからはまったく影響は受けていない」
とのことで、確かに新曲はかなりジャンルレスな印象。
10年代はクロスオーバーなブラック・ミュージシャンが多数出てきて嬉しい半面
ロック勢にそういう意欲が見えづらくてもったいないよね・・・
っていう話をSaicish Music Awardでしようと思ってまだアップできてない。一応、するつもりはあるんですよ!
もう誰も期待してないと思うけど、一応宣言しておきますね。