このシルバーウィークに、彼氏とアムステルダム&バルセロナ旅行に行ってきまして、現地でプロポーズしてもらいました。
というわけで結婚します。
正確に言うと、結婚すること自体はすでに目途がついていて、ふたりで住む新居への引っ越しや、両家顔合わせの日程も決まっていたので、順番が逆になったというだけの話なのだけど、実際に言葉にされるとやはりニヤニヤしてしまいますね。
婚約にまつわるイベントへの憧れがそれほどなくて、婚約指輪も特段興味がないし(ただ周りの先輩方からは「買ってもらったほうがいい!」と言われるので、助言に従おうと思う)、私のほうがずっと彼氏と結婚したくて、彼氏を寄り切ったみたいな形だったので、あらたまってプロポーズされるとも思っていなかった。
実際、プロポーズも昼間にアムステルダムのトラムに乗っているときで、しかも彼氏は酔って気分が悪くて・・・という謎の状況だったけど(彼氏的には「旅行中にどっかでしようと思ってた」という感じらしい)、綺麗な夜景スポットとか高級レストランとかじゃなく、この感じが自分たちらしいなと思ったし、嬉しかったです。
「結婚していただけますか?」と言われた瞬間、力士が横綱に昇進するとき「謹んでお受けいたします」と言うけど、まさにそんな気持ちでした。
彼氏とは2013年の6月に付き合い始めたので、2年3か月一緒にいることになるけど、びっくりするくらい毎日楽しい。
かなりの頻度で会っているんだけど、苦にならなくて、仲のいい友達と放課後毎日つるんでる、という感覚に近いです。
男女としてそんなにイチャイチャするわけじゃないけど、自然に延々ふざけていられるというか。
彼氏はちょっと不思議な雰囲気の人というか(ひいき目もあるだろうが)、飄々としててマイペースで、 学者肌とアーティスト気質なところがあって、シャイなんだけど、楽しくお酒を飲むことが何より大好き。
少年性を残していてピュアとも言えるし、浮世離れしていて生活感がないとも言える。
堅めの会社に勤めているので安定した稼ぎ自体はあるんだけど、本人がふわ~っとしてて先のことをあまり考えていない感じ。
付き合った当初、彼の友達に会ったとき、「あいつピーターパンっぽいでしょ」と言われたけど、見た目も年齢より若く見えるし、中身も本当にそんな雰囲気。
一緒にいると夢見心地で楽しくて、とても幸せなんだけど、そのぶん「これからどうする?」的なシリアスな話題について話し合うことを避けたがるような一面もあって、生活していくという目線で見たとき、そういう性質はどうなのかな?と、ちょっと考えたこともありました。
実際、こっちがガンガン詰めなければ、永遠に結婚には至らなかったと思う。
でも結局、どれだけ頭で考えたところで、私は彼のような人にとてつもなく惹かれるし、そういう性格ながらも先輩や友達に可愛がられるのは才能だと思うから、それに賭けるのも悪くないなって。
もちろん、実際に結婚生活を送っていくうえで、現実的な苦労は避けて通れないものだろうし、思っている以上にいろんなことが起きるだろうけど、それでもこの人と一緒に暮らしていくなら、なるべく明るくて楽しいほうを選択していきたいし、選択できるんじゃないかなっていう気がするのです。
さらに言うと、こういう人が傷つかずにキラキラ生きていくための、世界の媒介みたいな存在でありたいよ。
その意味で、彼氏にとって私は、すごく結婚に向いてる相手だとも自任しているのです。
「もうすぐ結婚するかも~」という話は各所でチラホラしてたけど、具体的なことはここで初めて書いた。
TwitterよりもFacebookよりも、サイキッシュに最初に書きたかったので、書けて嬉しいです。
いつだって人生は今がいちばん楽しい。これからきっともっと楽しくなる。
死ぬまで踊り続けるよ。そのパートナーができたこと、とても幸運で光栄だと思っています。どうもありがとう。