2020年7月6日月曜日

アタック25出演記Part5 本番~アタックチャンス前まで

1年ぶりに記事を更新したら、めったに自分から連絡をくれない同級生ことだちゃん(タイムショックの戦友)から、珍しくLINEが。
クイズの力で引き寄せてしまったのか……。

というわけでついに収録本番がスタートしました。
1問目は映像クイズ。答えは札幌。「ん~~札幌か?」と様子を見ていたら、ほかの方が先に回答されました。
続く2問目、3問目もなかなか答えられず。ただアタック25って、パネルの取り合いという性質上、最初の方に取るパネルは中央寄り=あとでひっくり返される可能性があるので、無理していかなくてもいいかなとは思っていました。
この塩梅が難しいところで、正答数は同じでも、パネルを取るタイミングによって、最終的な枚数に差が出てしまうんですよね。
ただ、かといって正答タイミングまでコントロールできるほど甘い戦いでもありません。基本はガンガン攻める、ただし答えに自信がなくてパネル状況も不利なときは無理にいかない、というのを自分のルールとしました。

4問目、節分にちなんだ問題で初めて正解。答えは「恵方巻き」でした。プロフィールの紹介や、谷原さんとのやりとりもここで。
またしばらく答えられずに見送る時間が続きます。悔しかったのは「江藤新平が中心となって起こした反乱は?」という問題。答えは「佐賀の乱」で、山田風太郎の小説で読んでてわかってたのに、急に脳内でゲシュタルト崩壊?が起きて、「えっ、さがのらん、て言い方で合ってるんだっけ??」とワタワタしてるうちに緑が回答。たぶん悩んでる時間は1~2秒なんですけど、その遅れが早押しでは命取りになる、と実感しました。

きた!!と思ったのは8問目。
芸能の賞やコンテスト関係は頻出なので、予習ノートにもひととおりまとめていました。私は普段お笑いを全然見ないので、2018年M-1グランプリで優勝した「霜降り明星」もこの予習でようやく知ったレベルなのですが、メンバーの名前が「せいや」と「粗品」というのが問題向きだな、と思っていたのです。
そしたら、まさに「霜降り明星のメンバーは、せいやと……」だったから即押した。おかげで、「恵方巻き」で取った「3」のパネルと、今回の「23」で、中央の列を縦に5枚パネル獲得することができました。

さらに10問目が「パリに、あるデザイナーの名前を冠した通りができました。“ニットの女王”と呼ばれ……」そりゃもちろん答えは「ソニア・リキエル」です。
ここで「11」のパネルを取り、十字の半分?を占める形に。ここまで正解数3つでパネル7枚なので、牌効率ならぬパネル効率がよかったです。
ちなみにアタック25は、必ず1回は出場者の得意分野の問題が出るとされています。いわゆるサービス問題ですね。私は「音楽やファッション、文学が得意」と申告していたので、サービス問題はこれだったのかなと思っている。

さらに13問目(スキー場によくあるクワッドリフトとは何人乗り? 答え:4人)、14問目 (事故現場などに集まる人たちを何という? 答え:野次馬)を連続で正解し、少し調子にのる。
クワッドリフトは正直勘でしたが、響きからして4だろうなと。脳内にピザの「クワトロフォルマッジ」が浮かんだのは内緒だよ。

しかし慣れてきたというのもあって、逆に慢心が生まれたのでしょう。画像を見て答える18問目(この中でマメ科じゃないのは? 答え :アーモンド)で、「ピーナツ」を選んでしまいお手付き。やっちまった~~
というかじつはこの前にも1度お手付きしてまして。番組の流れとは関係なかったので、放送時にはうまく編集されてました。一応言っておくとほかの人も最終的に2回ずつお手付きがあり、乱打戦となってしまった。
ラッキーなことに、立っている間の問題は全員スルーとなり、座って臨んだ21問目(ザワークラウトは何でつくられる? 答え:キャベツ)で正解。
24問目は「聖徳太子がつくったといわれる日本最古の木造建築……」で、簡単すぎるから引っかけ問題か?と思いつつ押して答えた「法隆寺」で正解。
次の25問目は白が答えて、アタックチャンス前の攻防が終わり、いったん休憩となりました。

この時点で私のパネルは10枚。お手付きもあったけど、わかった問題はほとんど押し負けずに取れていたし、パネルも端を中心にまあまあいい形をつくっていました。
「もしかして、これ、いける……!?」
そして迎えた、大事な大事なアタックチャンス!

2020年7月1日水曜日

アタック25出演記Part4 収録当日ABC入り~リハーサル

ほぼ1年放置したけどしれっと更新します。
コロナウイルス流行により世界が新しいフェーズに進むのを、いまだ実感ないながらも、いち人間として立ち会っています。いやまさか本当にこんなことが起こるとは思わなかったよね。
1年ずれていたら、アタック25出演も地中海旅行(ダイヤモンドプリンセス、他人事とは思えん!)もなかったかもしれないわけで。人生待ったなしというか、大きな力には抗えないからこそ、そのときそのときを大切にしなければいけないなと改めて感じています。

さて、時を2019年1月24日に戻しましょう。
アタック25の収録は1日2回まわし。私は前半の収録で、午前中に局入りする予定でした。8時過ぎの新幹線に乗り、観覧する夫とともに大阪へ。
お昼ご飯は食べられなさそうだったので、新幹線の中でがっつりとカツサンド。もちろん「勝つ」にかけて…受験生の親か!

ホテルはABC近くの、福島町にある「ホテル阪神」をとりました。日帰りもできたけど、せっかく両親もくるので夕飯も食べたくて。たまたま1年前にもこのホテルに泊まっていて、お手頃価格で立地も部屋もよくて気に入っていたので即決。
ホテルに荷物を置き、いったん夫と別れて、11時半ごろ単身ABCへ。4人の出演者の中で私が最後の到着だったようで、すぐに控室に移動しました。
対戦相手は若くて背の高い男性2人と、知的そうな年配女性という組み合わせで、見た瞬間に「ぎえっ、強そう!!」と。
すぐヘアメイクだったのですが、私だけ髪の毛をまとめてもらう工程があり、さらにメイク直しも少ししてもらって(眉毛濃いめに描いたつもりだったのにさらに描きたされた。逆に口紅は何もされなかったので、セットについてからも自分でちょこちょこ塗り直しました)時間がかかってしまって、3人を待たせてしまって申し訳なかった…。

控室に戻ったら、進行の説明を受けたり、パネルの取り方をおさらいしたり。スタッフの方が和気藹藹と進めてくれてありがたかったです。
今回「(自分以外の)リベンジ大会」ということで、以前出場した親のエピソードを当然聞かれたのですが、「父(3枚)より母(10枚)がパネルの枚数を取ったことで、家庭内での母親の発言権が上がった」という話は、この控室で最初に話して、ウケがよかったのでそのまま本番でも使いました。
自分もマスコミの端くれの人間だし、高校生のときにクイズ番組に出演した経験があるから、それほど緊張はしていませんでした。そういう意味では有利だったかなと思う。
当日ブラウス+9分丈くらいの黒パンツ+白靴下+パンプスといういでたちだったのですが、スタジオに入る前の最後の最後に「やっぱないほうがいい!」と思って廊下で靴下を脱いで、持ち込みするバッグに押し込んだりするくらいの余裕もあった。逆にクイズに集中できてないとも言えるかもしれませんが。

スタジオに行くとすでに観客席も埋まっていて、親、夫、そして大阪在住の友人・知人の姿が。前の方のいい席に座らせてもらっていました。
司会の谷原章介さんも登場。いや~すらっとしていて格好いい!
収録の合間合間にどうしても待ち時間があるのですが、そういうときスタジオの隅でスクワットしてらして、うーんさすが芸能人。
収録前には、早押しボタンの確認もかねて、本番さながらの練習問題も。赤、緑、白、青でじつは音が違うんですよね。無意識に聞いていたので、当日まで気づかなかった!
練習問題を答える順番、私は最後。ほかの人の問題が普通にわからず、「これは恥をかくかも」とおののきました。
自分の問題はわかるやつでひと安心したけど、「パネル番号を叫ぶときの声が小さい」と指導され…わかっとる! 滑舌が!! 悪い!!!
※写真は収録後に撮ったもの
そうして始まった収録本番。あとは流れに身を任せるだけ。まさに人生待ったなし!
キリがいいのでここでいったん切ります!