2017年10月15日日曜日

2017ペナン一人旅 3日目ホテル&ディナー編

ここ数年、ずっと泊まってみたいと狙っていたイースタン&オリエンタルホテル。
シンガポールのラッフルズホテルを作ったサーキーズ兄弟による、白亜のコロニアルホテルです。サーキーズ兄弟の手がけた有名なコロニアルホテルはもうひとつ、ミャンマーに「ザ・シュトランド・ヤンゴン」というホテルがあるのですが、ミャンマーはなかなか行く機会がなさそうなので、まずはペナンに!と思っていました。

 旧館と新館があって、私は新館を利用。お部屋は10階でした。 新館のフロントには日本人スタッフもいて、とても利用しやすかったです。

エクスペディアで予約して1泊1万8000円くらい。このクラスのホテルとしてはかなりお手頃価格だと思います。ちなみに今回の旅行で初めて知ったのですが、マスターカードだと9%オフのクーポンコードが利用できます。


バルコニーから見えるのはマラッカ海峡。窓を開けておくと波の音が聞こえて、まさに自然のサウンドトラックという感じ。すごくいい匂いがするので何かと思ったら、デスクに置かれたキャンドルの香りでした。私がチェックインしてから部屋に着くまでに点火されたということで、なるほどこういうサービスが5つ星ホテルなのだなあと。
さらに山盛りのウェルカムフルーツもすぐに持ってきてくれました。

55平米という情報より少し狭いような印象を受けたけど、たぶんバスルームがゆったりめに作られているからかな。ご覧のとおり、チェック柄の床、薄いグリーンの壁、猫脚バスタブ。クラシック好きの心を打ちぬいてくれます。
お湯はあんまり温かくならなかったけど、雰囲気だけで100点。シャワーブースは別にあります。
シンクも2台あって、使い勝手もいいです。







荷物を置いてすぐ、ホテル内のカフェ「1885」へ。本格的なイングリッシュアフタヌーンティーが2000円くらいで食べられるので、これまたお得。
銀と金の中間みたいな風合いの食器が素敵でした。右手奥は同じシリーズの一輪挿し。東南アジアでは紫の蘭をよく見ますが、シックで大好きです。

ただ、ここでトラブルが。エクスペディアでホテルを予約したあと、メールのやり取りでこのアフタヌーンティーも予約したのですが、席に案内されるときに「バウチャーは持ってる?」と・・・
予約だけなのに印刷した紙なんている?と思って、予約したときのメールの画面などを見せるも、「これではない」と。Wi-Fiが微弱なせいで何度も画面を出すのも時間がかかったりして、結局スタッフにiPhoneを預けて、彼女が探している予約画面を勝手に見てもらうことにしたのですが、やっぱり「ない!」と。
その後さらに偉い人もでてきて話したところ、どうやら向こうは私が予約時に支払い済みだと思っていて、その支払い証明=バウチャーということだったよう。私が「まだ支払ってない」と説明したら、やっと理解したようで事なきを得ました。おかげで心から落ち着いて食べられなかったのは残念。

気を取り直してホテル内を散策。こちらは旧館です。
磨かれた大理石の床の綺麗なこと。光もたくさん入ってきて、とても雰囲気がよかったです。

うろうろしてたらドアの開いた状態の巨大なスイートルームがあって、思わず入ってみたら手前のロビーみたいな部屋だけで私の家くらいの広さがあってビビった。 どこの金持ちがああいう部屋に泊まるんだろうか。泊まりてぇ~!

こちらも別のスイートルーム。この部屋に行くためだけの階段があって、なんとも贅沢なつくりでした。
海岸沿いに建っているだけあって、外界とは切り離されたような穏やかな時間が流れていました。この波止場からは連絡船も出たりするそうです。
















17時~18時で新館6階のラウンジでお酒とおつまみが出るので、軽く一杯飲んだり。同じフロアのインフィニティプールで楽しんだり。

そうこうしているうちに、夜。はやくもペナン最後の夜です。
今日は肉骨茶(バクテー)が食べたいなと思ってお店も調べていたのですが、この日の午後にSeven Teraccesにあるアンティークショップに行ったところ、ヴィンテージの景徳鎮を使ったディスペンサーをうっかり見つけてしまい、有り金をはたいて買ってしまうという出来事が・・・
クレジットカードで買おうと思ってたんだけど、お店の人(プラナカンの老婦人!)に「カードだと税金がかかる。現金にしなさい」と言われたので。
ちなみに本当は75リンギットだったのに、私が財布をあけて「現金は本当に65リンギットしか持っていない」と言ったら65リンギットにまけてもらったのでした。

手持ちの現金がなくなったため、夕食前に両替をと思っていたのですが、20時過ぎていたのでほとんどのお店が閉店! このままじゃレートの高いホテルで両替することになってしまう・・・と思っていたら、リトルインディアに一軒だけまだやっているお店が。それでもシャッター半分下ろしているような状態だったので、本当にギリギリでなんとか助かりました。

そんなわけでもう夜も遅いし、遠くの店まで行くのは不安もあるし、お金をあまり使いたくないということで、夕飯はホテルの近くにある「レッドガーデン」というホーカーズへ。チョン・ファッツィー・マンションのすぐ横にあって、ジョージタウンでは一番有名な屋台村です。

ここでバクテーにもありつくことができました。有名店に比べたら味は劣ると思いますが、とりあえず食べたいものが食べられて満足!
一番小さいサイズで10リンギットくらいだったと思います。野菜不足解消のために甘辛い野菜炒めも一緒に。

一人だったのが珍しかったのか、ビールの売り子のおじさんがちょこちょこ話しかけてくれました。売りつけよう的な感じじゃなくて、普通に親切な感じ。ペナンはあまり商売っ気がなくて、こういう人多くて、いい街だなと思います。
しかし私が初ペナンで、既婚者だと話すと、「結婚してるのに一人で初めての場所に旅行にきたの??」とすごく驚かれてしまった。
ペナンにはまだ、あんまりそういう女はいないのかもね・・・「なぜなら夫が旅行好きじゃなくて、でも私は旅行が好きだからだ」と説明?しておいたが、ニュアンスが伝わっただろうか。

ちなみにおじさんはインド系の顔立ちだけど、聞くとバングラディシュ出身。昨日のKebayaにもスリランカ出身のスタッフがいて、ペナンはあのへんのアジアの人たちが出稼ぎに来る場所でもあるんでしょうね。