2018年7月22日日曜日

2018 ホーチミン一人旅 1日目Part3 料理教室~ホテル、プール

パークハイアットサイゴンの裏手あたりにある、人気レストランHoa Tuc。
かつてのアヘン工場を利用した建物と聞いて、絶対に行きたい~!と思っていたら、料理教室をやっていることを知り、「料理が食べられてしかも習えるなんて一石二鳥」と申し込みました。
料理教室は「Saigon Cooking Class」という名前で開催されています。2時間半程度で3品つくるコースで、約4000円。市場見学がプラスされたコースなどもあります。

月曜定休で、メニューは日替わり。私は揚げ春巻きが食べたかったので土曜日に。
指導は英語というのがやや不安でしたが、まあ料理ならなんとかなるでしょう~と思っていたら、なんと午前中のコースは参加者が私ひとりでマンツーマンで教わることに!(午後のコースは8人くらいいた模様)

ちょっと緊張しましたが、若くてきれいな、わかりやすい英語を話す女性の先生で、結果的には全然問題ありませんでした。

用意してあるエプロンをつけて、授業がスタート。
この日のメニューは
・揚げ春巻き
・空芯菜のサラダ
・イカと野菜のあんかけ揚げ麺
の3つ。さらにデザートが出ます。

1品つくるごとに食事タイムがあり、そのあいだに次のメニューの準備をしてもらえます。基本的な下ごしらえはしてあるので、とても楽ちん。

やっぱり習いながらつくると、コツがわかるので勉強になります。
揚げ春巻き、つくりたてだからというのもあるけど、めちゃくちゃ美味しかった!
レタスやシソ、ハーブの上に置いて巻いて食べるんですが、さっぱりした野菜と、ジューシーな皮&具が合わさって、何個でもいけちゃう。

驚いたのは、タレに使う砂糖の量。
水、砂糖、ライムの絞り汁、ヌクマム、米酢、刻んだ唐辛子、細かく刻んだニンニクを混ぜてつくるのですが、砂糖を大さじ1くらい入れるんですよ。えっ、こんなに?と思うんだけど、混ぜてみると確かにベトナム料理の味になる。
野菜や魚介が多くてヘルシーな分、砂糖でコクやうまみを出すんだな~と納得した。
空芯菜のサラダ。独特の形の「空芯菜カッター」(気になる人はググってみてください)で細切りにしていきます。初めての作業で面白かった。
このサラダも野菜たっぷり。卵や干しエビが入っているので食べ応えも十分です。やっぱりドレッシングの砂糖は多め。
メインはあんかけ麺。
揚げ麺を高温の油のなかで、素早く箸でくるくると巻いて鳥の巣のようにするのがポイント。食べるときは手で砕いて、食べやすい大きさにします。
デザートは先生からのプレゼント。
この日はパッションフルーツのムースだったんですが、これもめちゃくちゃ美味しかった!「ゼラチンと果物と砂糖だけ」(もしかしたら砂糖じゃなくてクリームだったかも?)と言ってましたが、これもつくり方教えてほしかったな~!

直前にフォーを食べてから参加したため、「全部食べきれるかな…」と不安でしたが、おいしくって完食でした。
先生に「すごく楽しかった!」と伝えると、「うんわかってる、だって全部食べたもんね」的なことを言われて笑いました。
最後に英語のレシピがもらえます。

おみやげもいろいろ売っています。自分用にコースターだけ買ったんですが、あとから行ったほかのショップと比べても、センスもよかったしお値段も適正価格でした。
とっても楽しかったしおいしかったし雰囲気もよくて、ここはまた絶対に行きたい!

13時前に出て、1時間ほど買い物したりして、GRABでホテルVilla Song Saigonへ。
フロントに行くと、なんと部屋がひとつ上のクラスにアップグレードしていた! ラッキー。
クローゼットの中にはセキュリティボックスと冷蔵庫も。冷蔵庫に入っている飲み物は無料です。ビールの333も!
割と広めのバルコニーがついていました。このテーブルセット以外に、デイベッドも。
使い勝手のいいバスルーム。バスタブはありません。
そしてお楽しみのプール!
ホテルの規模に対して結構広く、しっかり泳げるプールです。

といいつつ実は出発の前日に生理がきて、ものすごく落ち込んでおりました。
これまでも、ペナン、香港マカオと、一人旅のときは必ず生理が被る・・・おそらく精神的なものが影響しているんだと思いますが。しかも今回、婦人科でピルを処方してもらったけど間に合わなかったのが二重のショックで。

でも、せっかくのバカンス、絶対泳ぎたい!と思って、やけくそな気持ちで生まれて初めてタンポンを試してみることに。
不器用この上ないタイプなので、今まで「絶対自分は無理だろうな」となんとなく思っていたのですが、説明書を読みながら試したら意外とすんなり装着できたんですわ。
いや~これめちゃくちゃ便利じゃない!?
おかげで行きのフライトも安心して乗れたし、プールにも無事入ることができました。
生理が来たこと自体はクソ!って感じでしたが、新しいことを学べたのは良かった。そう、私はポジティブな女・・・。

18時の高速ボートを予約したので、それまでプールやホテルでだらだら。バカンス感が高まってまいりました。

2018年7月21日土曜日

2018 ホーチミン一人旅 1日目Part2 統一会堂

ホテルに到着。
「早朝でも部屋が空いててチェックインできた」という口コミも見かけましたが、この日はまだ準備ができていないとのこと。代わりにプール脇のシャワーを自由に使っていいよ、と案内されました。
ここでメイクしたりして、出かける準備を。荷物も小さいポシェットに移して、それ以外はフロントに預けます。

この日は10時から料理教室の予約を入れていましたが、まだ朝の8時。
時間があるのでとりあえず2区を歩いてみることに。
 インターナショナルスクールがあったり。
 タクシーの運転手たちが朝食をとっていたり。
こちらは人気レストラン「Quan Bui Garden」の向かい側くらいにあった邸宅。アンティークな建物と南国らしい花の組み合わせが最高!

朝食を食べていなかったので、目星をつけていたお店に行こうかなと思ったのですが、レストランが開くのは9時以降。しかしすでに歩いているだけでめちゃくちゃ暑い!
時間が半端なので、1区に移動することにしました。その前にカフェで一休み。Dolphy Cafeというおしゃれなお店で、すぐ近くで2軒展開しています。
ベトナム式アイスコーヒー「カフェスアダー」をオーダー(メニューはばっちり英語です)。この濃厚な甘さがたまらんね!
ここでGRABを呼んで、今回の観光のお目当てのひとつ、統一会堂へ。
もとは南ベトナム大統領府だった建物。ベトナム戦争終結の現場(サイゴン陥落)としても有名です。
当時の内装が残してあって、古き良き時代というか、クラシック(そして社会主義!)な社交の場を存分に楽しめます。天気がよかったということもあり、めちゃくちゃフォトジェニックで写真を撮りまくった。
 南国らしい、こういう大胆な窓のつくりも素敵だわ~。なんか東ドイツ感もあるよね。
 大統領の私室。黄色やピーコックグリーンが使われています。

ときめかざるを得ないドレッサー。
奥の方にはバスルームもありました。
高級ホテルのスイートルームって感じのつくりでした(表現が貧相)。

ちなみにクローゼットは別の場所にあって、日の差す広い廊下の左右にだーっとクローゼットと箪笥が並んでいて圧巻。
ランウェイモデルのように真ん中を歩きたい場所でした(立ち入り禁止)。

建物上階には中庭があって、それで光がどの部屋にも入りやすくなっているようでした。好き~




そしてこの統一会堂の面白いところは、地下に戦争用の軍事施設があること。
天井が低くて、当然窓もないため、独特の閉塞感が「秘密基地」ぽさを高めていました。
『ビューティフル・マインド』とか『イミテーション・ゲーム』を思い出します。

1時間くらいしっかり観光して、まだ9時過ぎ。朝から動くと時間が有効に使えますな。
軽く朝食をとろうと、フォーの有名店Cat Tuong(カット・トゥーン)へ。

人気店らしく、地元の人でにぎわっていました。
ど定番のフォー・ボー(牛肉)をオーダー。約270円くらいだったかな?
ハノイなど北部はフォー・ガー(鶏肉)、南部であるホーチミンはフォー・ボーのほうが一般的だそうです(といいつつ、ここはハノイ風のお店とのこと)。

なんといっても鶏ダシがうまい! あっさりしているのにコクがある。ライムをぎゅっと絞るとより食べやすくなります。
お肉もたっぷり乗っていて、よかったです。フォー以外にもブンチャーやごはんもののメニューもあるので、使い勝手のよさそうなお店でした。



2018年7月16日月曜日

2018 ホーチミン一人旅 プロローグ~1日目到着まで

ホーチミン一人旅から帰ってまいりました。
いや~楽しかった。やはり海外旅行は人生のカンフル剤だわ。非常に充実した4日間でした。
Grab(UBERのベトナム版)を使ったり、一眼レフを持って行ったり、料理教室に参加したり、夜間フライト対策でタンポンを使ったりと、初めてのチャレンジもいろいろあったので、お伝えしていきたいと思います。

旅程はこんな感じ。2泊4日+αの、けっこうな弾丸スケジュールでした。

7月7日(土) 深夜便にて羽田からホーチミンへ。朝の6時頃着。ホテル泊。
7月8日(日) 丸1日ホーチミン。ホテル泊。
7月9日(月) 20時半にホテルをチェックアウト、23時25分発の飛行機で羽田へ。
7月10日(火) 朝の6時半ごろに羽田着。

飛行機はJALの深夜便を利用。サーチャージ込で6万円弱でした。同じようなスケジュールでベトナム航空もあったんだけど、JALは羽田発着なので便利。
ホテルは、2区にある「Villa Song Saigon」。2番目のランクの部屋で、1泊1万7000円くらいでした。
トリップアドバイザーではホーチミンのホテルで第2位。1位がレベリーサイゴン、3位がパークハイアットサイゴンというハイクラスホテルなので、この価格帯で2位につけているのは貴重。
『ひとりっぷ』の「ホーチミンではここにしか泊まらないほどお気に入り」というコメントを見て選んだのですが、確かに素敵なホテルでした。
邸宅を改装した白亜のホテル。写真で見ていたよりこじんまりとしていましたが、その規模感が静かな一人旅にはちょうどよかった。広めのプールもあります。
サイゴン川に面していて、川べりで食事がいただけるのが魅力。フロントのスタッフはきれいな英語を話します。

ちなみにホーチミンの観光地はほとんど1区に集まっていて、2区はタクシーで20分ほどのエリア。駐在している外国人が多く住むという高級住宅地で、最近少しずつレストランやカフェも増えているそう。東京でいったら白金とか広尾みたいな感じでしょうか。
ゆったり過ごすのにはちょうどよかったですが、1日に何度も1区と往復すると、タクシー代が安いホーチミンとはいえそれなりにかかってしまうので(しかも一人だし)、うまく予定を組むのが大事かなと思いました。ホテルにはなんとサイゴン川をくだる高速ボート(!)の定期便があって、うまく利用すれば、タクシー移動は最小限ですみます。

◆1日目 出発~ホテル到着まで
深夜1時25分発の飛行機ということで、23時過ぎに羽田に着けばOK。
荷造りは前日までに終わらせておいて、普通に仕事後帰宅し、シャワー&夕食をすませて、のんびりと向かいました。

といいつつ前日に「一眼レフを持っていく」ことを決め、急遽Amazonプライムに加入してお急ぎ便でカメラケースを購入、当日午前着で会社に届けてもらったりと、相変わらずバタバタな部分もありましたが・・・。
ちなみにカメラケースは「一眼カメラケース ルフトデザイン スリムフィット カメラジャケット M-80 ブラック DCS-03M80BK」。Amazonで1000円ちょい。
私が使っているCanonのKiss X5は横幅が13.3cmで、このケースは13cmまで対応となっていたので大丈夫かな~と思いつつの注文でしたが(ギリギリのくせにこういう大ざっぱなことをする)、ソフトケースなので特に問題なし。本当は奥行きも足りてなかったけど、装着するとジャストフィットで結果的にはよかったです。

空港到着後すぐ、事前に申し込んでいたGrobal Wi-fiレンタルを受け取り。
出国審査後に、やはり事前に申し込んでいた、LINE payの外貨両替(約1万4000円=280万ベトナムドン)をSBJ銀行にて受取。キャンペーン中で手数料が半額なので、たぶん現地の空港で両替するのとそんなに変わらなかったんじゃないかと思います。

フライトの格好はこんな感じ。黒TシャツはユニクロユーのメンズのSサイズ。1000円なのに厚手でしっかりしていて、これはお値段以上! 後日、色違いも買いました。
バッグは実際はロンシャンのグレーのトートバッグを持っています(このカゴバッグは、行き帰りはスーツケースの中に)。

足元はメッシュタイプの紺色のスニーカー。先行セールで30%オフで買ったダニエラ&ジェマのもの。7000円くらい。
靴はもう1足、アイボリーのフリンジサンダルを持っていきました。すでにボロボロで、そろそろ買い替えなきゃと思っていたので、こちらは帰国日にホテルのゴミ箱に捨てて帰りました。


ボーディングタイムまでは、ゴールドカードのラウンジで。初めて使いましたが、テーブルとソファがあるところでゆったりできるのはいいですね。いつかプライオリティラウンジを使ってみたいという憧れはありますが、まあそれはもう少し大人になってから・・・。

座席はセンターの4人掛け席の端を指定。反対側に2人連れが座っていて、隣は空いていたので、荷物置けたりしてラクだった。
飛行機ではなるべく寝たかったのですが、2時間くらい経ったところで起きてしまったので、機内プログラムの映画『スリー・ビルボード』を見ることに。めちゃくちゃよかった! 
娘を殺された母親が、事件が解決しないことに業を煮やして、自腹で看板を出すことから始まる物語。けっして犯人捜しが主題ではないのですが、思わぬ方向に展開が転がっていき、先が読めなくてハラハラした。登場人物がみんな人間臭くて、誰かの行動が別の誰かに影響を与えて連鎖していくさまは、まさに人間ドラマでした。
主演のフランシス・マクドーマンドはもともと大好きな女優ですが、アカデミー助演男優賞を獲ったサム・ロックウェルの演技もよかった。レイシストで暴力的なんだけど、心の底にたぎるものを持っている警官役。やさぐれてて不器用なんだけど、後半の行動にぐっとくる。ていうかサム・ロックウェル嫌いな人って存在しないよね? 好き・・・。 

そんな感じでフライトも終盤、5時くらいに朝食が出ました。
朝からあんまりがっつり食べたくない&ホーチミンで朝食をとりたいということから、事前に「低カロリーミール」をセレクト。特別食だと早く提供されました。
味はまあ、とくにおいしいものではなかったけど、おかげで適量食べられたのでよかったです。

7時半ごろ預入スーツケースをピックアップし、いよいよ市内へ。
ホーチミンではタクシーよりもGRABを中心に使おうと考えていました。UBERがこの春撤退してしまったので、白タクアプリはGRAB一択です。
空港に到着してからGRABのアプリを立ち上げ、クレジットカード情報を入力(日本ではサービス展開してなかったので、アプリのダウンロードしかできなかった)。こうしておけば、現金で支払う必要はありません。
事前にいろいろ調べていたのですが、使い方はUBERとほぼ一緒。現在地と行き先を入力し、マッチングしたら来るのを待つだけ。値段は空港からホテルまでで129K(約650円)で、タクシーだと約1000円くらいとされているので、やはり安いです。
ただブログなどを読んでいると「ベトナム語で運転手から位置の確認の電話がかかってくることが多い」との情報が・・・! そんなの対応無理では!?
と思ってたら、実際に電話がかかってきたー! 何を言ってるのかさっぱりわからないながら、とりあえず「I can't speak Vietnamese.I'm at gate 6.」などと言って電話を切る。
GRABにはショートメッセージを送れる機能もあって、電話を切ったあとに念のためメールもしておく。英語で入力すれば、ベトナム語に勝手に翻訳してくれるみたいです。
少しして、車到着。40歳前後のこざっぱりしたドライバーで、どうやら「別の階のドメスティックのゲートに行っていたので、時間がかかった」というようなことを話してくれました。
ペナンでも同じようなことがあったので、空港のどの階にいるかは、なるべく最初にメッセージで明らかにしておいたほうがいいかもしれませんね。
こうして無事にホテルへ。旅のスタートです。