2011年8月19日金曜日

うぇいうぇい開けてあたしの道を

きゃりーぱみゅぱみゅに超ハマっている件。
全世界のチャートを座巻しまくっている「PON PON PON」。
「まあ、中田ヤスタカお得意のガーリィエレクトロでしょ?」って思ってたのに
聴いて驚き、さらにビデオを見てぶっとんだ。

 
 チープでグロい可愛さ、って世界観は確かにすごく原宿的だわ。
外国人が反応する理由もわかる。

♪あの交差点でみんながもしスキップをして 
もしあの街の真ん中で手をつないで空を見上げたら 
もしもあの街のどこかでチャンスがつかみたいのなら 
まだ泣くのには早いよね 
ただ前に進むしかないわいやいや

割と名フレーズだと思うわ・・・

で、アルバムも良くってですね。
全6曲で2000円はちょっと高いかな、1800円くらいが適正価格ではとも思うけど
ブックレットとかも含めた値段と思えばまあ。
「きゃりーのマーチ」という曲から始まるように、おもちゃ箱っぽい世界観は大事にされつつ
意外とテンション低めなのが新世代だなと思った。
一昔前までは、原宿=原色でカラフルで不思議ちゃんなガールパンク、だったけど
あれはもはや20世紀的な感覚なのだと思う。
肩の力の抜けた、ふら~っとゆるい感じに小気味よさすら覚える。

私はPerfumeは意外とハマりきれなかったというか、何曲か好きなのはあるんだけど
ちょっと大人たちのサブカルおもちゃ感が強くて、愛でて遊ぶことができなかったんだよね。
(私にあまり“愛でる”という感覚がない、というのもある)
きゃりーはもっと自由奔放で狂ってる感じが楽しい。
中田ヤスタカは、こういうボディでぶつかる曲をもっと書ける人なのではないか。

しかしきゃりー可愛いよきゃりー。
「中学まで陸上部でおしゃれに全然興味がなかったのに
高校に入ってから急に目覚めた」
みたいな話もいいよね。
でも会社で「きゃりーぱみゅぱみゅみたいな格好したいんだけど!」って言ったら、止められたわ。