2014年9月19日金曜日

2014ベトナム ハノイ・フエ旅行記 4、5日目

4日目

なんということでしょう、もう帰国日がやってきてしまいました。
しきりに「帰りたくない・・・」「あと1週間くらいいたい・・・」とうわ言を呟きだす私とアンナ。
でも大丈夫、帰国便は0時過ぎの便なので、夜までしっかり遊べます。

1日目から、私にしては珍しく、早起き続きの旅行だったこともあり、この日は午前中は部屋でまったり。
シャワーを浴びてパックして、荷物をちょこちょこと片づけたり。
9時過ぎに朝食。雨だったら屋内のレストランと言われていたんですが、見事な晴れで、中庭でいただけることに。
この旅行中は、事前の心配に反して、ほとんど雨が降らなくて助かりました。
上から見た中庭。中心に噴水があって、涼しげな雰囲気を演出しています。
屋根のある一角に、ブッフェが並んでいます。壁の模様がちょっと中華風だね。
パンが美味しかった。フランスパンには、パイナップルジャムをつけていただきました。
バインミーもここで食べられました。
デザートも豊富。パッションフルーツが新鮮!
またベトナムでは珍しく、自家製ヨーグルトも。ほんのり甘くて美味しかったです。
 
食後はホテル内をぶらぶら。
緑の多いホテルで、きちんと手入れされていて気持ちいいです。
スパや美容室も。クラシックで、のんびりした雰囲気がたまりません。

12時チェックアウトなので、荷造り前のお土産買い出しということで、橋を渡って市場とスーパーに行くことに。
市場は基本的に現地の人向けですが、観光客もちらほら。
ハロン湾クルーズの際に買ったランチョンマットのセットを、もう1~2個欲しいなと思って探していたら、発見!
しかも80000という値札がついています。
1000ベトナムドンで、だいたい5円くらい。ということは、約400円!
ハロン湾では1500円を値切って1250円で買ったので、3分の1以下の値段ということになります。
「じゃあ、3つ買っちゃおっかな!」とテンションがあがった私は、店員さんと一緒にアレコレ色を選び、じゃあお会計・・・と思って
12ドル取り出そうとしたところで、店員さんが電卓に示してきた値段は、90ドル。
90ドル!?
いやいやいや、そんなに高いわけないでしょ、9ドルの間違い?と言っても、一向に引かない店員さん。
「だって同じものがハロン湾で1500円だったんだよ、こんなに高いわけないじゃん」
「コレハイイヤツ。色ノ組ミ合ワセ、同ジノナイ」
「だってさっき値札見たもん!」
「違ウ、ソレハドル」
嘘つけー!と思って見たら、いつの間にか値札剥がされてる!!! 
あーだこーだ言っていたら、50ドルくらいまで下がってきたけど、私の財布には30ドルしかなくて、買えと言われても買えません。
「じゃあ3ついらない、2つでいい」と言って商品を外すと、「しょうがない、わかったわよ」的な感じで、最終的には3つで30ドルということでまとまって、買ったのですが・・・よく考えたら別に何も決着していよな。
そのときは「1つ10ドルなら、ハロン湾より安いし、まあいいか」と思ったのと、何より「もう切り上げたい」という気持ちが先に立ったのですが、正気に返って「ていうか、そもそも3つもいらなかったんだった!」と後悔しても後の祭り。
まあ仕方ないんですが、この後スーパーに行ったのに、お金がなくてほとんど何も買えなかったのが心残り・・・

そんな気持ちをなぐさめてくれた、昼食のブン・ボー・フエ。ガイドブックに必ず載っている同名店にて。
フエ名物の麺料理で、骨付き牛とすり身の入ったピリ辛の麺です。
香草をもりもりのせて食べると、ピリ辛さと爽やかさが絶妙にMIXされて美味い!
フエは本当に地元料理が美味しかったです。ややピリ辛な味付けが特徴のよう。

しかしまあ暑いのなんの。汗をだらだら流して歩いていると、シクロやバイクがしつこく勧誘してきます。
もうホテルに戻って涼んだほうがいいのでは?という気持ちを振り切り、なんとか世界遺産である王宮(Dai Noi)へ。
1945年まで存在した、阮朝の王宮です。
中国の強い影響を受けていた王朝なので、建物もかなり中国趣味。沖縄っぽさも感じた。
王宮で使われていた食器。美しい!
建物自体はベトナム戦争で結構破壊されてしまっているんですが、そのぶん写真や資料の展示が面白かったです。
勝手に200年くらい前の話だと思ってたんだけど、最後の王様である保大帝は1997年まで生きていたそうだし、宦官とかマンダリン(官吏)って聞くだけでテンションが上がるタイプなので、とても興味深く読みました。
廃墟感があるのもまたよし。

王宮以外にも阮朝時代の遺跡や廟はあるのですが、暑いのと金がないのとで打ち切りにして、16時過ぎにホテルに撤収。
チェックアウト後だけどプールを使ってもいい?とフロントで効くと、快くOKしてもらえました。
汗だくの身体に、プールの水が気持ち良くて生き返る~
プールバーのスタッフのおじさんも、昨日来たのを憶えてくれていて、「更衣室こっちにあるよ!」とか親切にしてくれて嬉しかった。
前日はあまり人がいなかったプールですが、この日は天気の良さもあってか、欧米人のお客がたくさん。
バカンスで来てるっぽい年配の人たちが多かったのだけど、70歳は過ぎているであろうおばあさんたちが、オシャレな水着を着て楽しそうに泳いでいる姿は、とても素敵でした。

軽く夕食をとって、19時半にホテルを出て、空港へ。
フエからハノイに着いたら、すぐ乗り継ぎ。当初予定を組むときに、乗り継ぎの間が1時間40分しかなくて、飛行機が大幅に遅れたらアウトかも!と思っていたのですが、予定通りすんなり進んで、あっという間に帰国便の時間に。
アンナは0時5分、私は0時10分の飛行機に乗ります。日本に着くのは朝の6~7時。
今回、飛行機のフライトスケジュールがすべてスムーズで、隙のない旅程でめいっぱい遊べました。

最後、フエの空港へのタクシーで料金トラブルになりかけたんですが、それ以外はだまされたりとかもなかったし、総じて楽しい旅でした。
とはいえ、ハノイでは老舗ホテル、ソフィテルレジェンドメトロポールハノイに時間がなくて行けなかったりと、まだまだやり残したことはたくさんある! ので、なるべく早いうちにまた再訪したいと思います♡