2011年6月4日土曜日

第14回フェリシモ文学賞

だいぶ更新の間があいてしまいました。すみません。
結婚式が1週間に2回あったりとか、身の回りでいろいろと事件が起きたりとか
異動により出社時間がぐんと早くなったとか(なのに今週まで前部署の仕事残ってたから、終電まで居残る始末)
引き継ぎはやっと終わって、来週からは本当に新部署の人になります。
改めて、2011年は私にとって大きい変化の年になるみたいだ。

といいつつ、今いちばん忙しい理由は、締切ぶっちぎって原稿書いてるからなんだけどね!
6月12日に「文学フリマ」が行われます。
http://bunfree.net/
文学限定の同人誌即売会。この手のものでは最大(というか、ほぼ唯一?)
今回、友人2人とひとりずつ小説を書いて、3本まとめてひとつの本にして出店します!
しかし、来週開催なのに、まだ原稿が間に合っていないという・・・
すでにオフセット印刷は諦めて、コピー本にすることが決定していますが
それでも間に合うか微妙。いや、間に合わせるけどさすがに。

創作関係でもうひとつ。

毎年テーマに沿った2000字の掌編を募集している「フェリシモ文学賞」。
第14回フェリシモ文学賞に応募したところ、残念ながら入賞は果たせませんでしたが
このたび発売される作品集に、優秀作品として掲載していただくことになりました。
テーマは「万華鏡」。
今日、一足先に現物が届いたのですが、自分の話が活字になっているのを見るとニヤニヤするね。
選評でもちょっと触れてもらっていて、嬉しかった。
読者としては、大賞の「レンズの向こう」が抜群によかった。
「小さい頃から本を読むのが好きだったけど、
中島らもがいちばん好きだなんてクラスメイトには死んでも言えなかった」
という冒頭から引き込まれた。
人生を持て余し気味の、女子高生のビターな友情譚だけど、関西弁が適度なユーモアを与えている。
あとは、死んだ祖母の秘密が次々と明らかになっていく、洒脱な味わいの「永遠の秘密」、
親戚の女の子との短い触れ合いを描いた「いとこのスープ」、
30代女性の心情が迫る「たそがれなき」が特に印象的でした。
装丁もオシャレだし、800円とお求めやすい価格なので、ぜひお手にとってみてくださいな。
ちなみに私のペンネームは・・・恥ずかしいので伏せておく。
でもプロフィール欄に「1986年生まれ」と書いてあるので、読めばわかります。