2011年9月24日土曜日

トルコ旅行日記 その5

4日目 9月15日

この日は、アヤソフィア→地下宮殿→エジプシャンバザール→(フェリー)→ウスキュダルという流れ。
アヤソフィアは、もとは東ローマ帝国の大聖堂だったのを、メフメト2世のコンスタンティノープル陥落後、イスラム教のモスクとして改修されたもの。
数奇な運命を辿ってきただけあり、何とも言えない荘厳で濃厚な雰囲気。
イスラム教のモスクってだいたい天井からランプが吊るしてあるんですが、ここは特に数も多くて、ハリーポッターの大広間みたい。
天井には天使の絵が。
2階にあがると、東ローマ帝国時代のありがたいモザイク画などが見られます。

このへんはお土産物屋も多い。
トラムに乗るためのリラが足りなくなったときなどは、ドルで払ってお釣りをリラでもらったりしました。
どうでもいいが、街中やお土産の中に何度か「1453」と「1924」という数字を見かけたんだけど
前者はコンスタンティノープルからイスタンブールになった年、後者はトルコ共和国成立の年ですね。
すれ違った現地の少年が、「1453」っていう数字と馬に乗ったメフメト2世のイラストのTシャツを着ていて、めちゃくちゃ欲しかった・・・土産物屋を探したけど、ついにみつからなかった。

お昼は、Pudding Shopという名前のロカンタ(指差しでショーケースからメニューを選べる大衆食堂) で。
大通りに面していて、日本語の新聞の切り抜きが入口に貼ってあります。
店内はお客さんで溢れていて、店員さんもきびきびした動き。
テンションあがってあれこれ頼んだら、食べきれないくらいの量になってしまった!
全部美味しかった!!!
特に左端のトマトのドルマ(中にひき肉や野菜の詰め物が)がめちゃくちゃ美味かった。
手前のはキョフテ。トルコ風ハンバーグです。
そしてもちろん、EFES(国産ビール)もいただきました。
旅行中、飛行機以外ではようやく初ビール。 この私が・・・!
ふたりで74リラ(=約3500円)。食いすぎ! 旅行中の食事でいちばん満足しました。

午後はトラムに乗って、エミノニュという駅へ。
イスタンブールは海を挟んで新市街、旧市街(ホテルはここ)、アジアサイドに別れているのですが
エミノニュには旧市街のフェリー窓口があるから。
それともうひとつ、エジプシャンバザールと呼ばれる市場も見もの。
香辛料やコーヒー、オイル、ランプなどのお店が軒を連ねます。
観光客向けのグランドバザールより庶民的な雰囲気で、イスタンブールでお土産を買うなら是非ここで。

アメ横みたいな雰囲気。
食材好きにはたまりません。シナモンスティックが束で2リラ(約100円)!
 「Arifoglu」というこのお店は、アロマオイルやはちみつ、ハーブなどの専門店。
後ろの壁一面にオリジナルオイルの瓶が並んでいて、名前がどれも素敵!
「Night Of Istanbul」「Queen Of The Night」「Maha」「Ottoman(オスマンの意)」などなど。
量り売りは3gから。おじさんも素敵だった。オススメのお店です!

バザールの近くにあったお菓子屋さん。

伝統的なお菓子・ロクムがキュートに飾られています。
ロクムは、ナッツやオレンジなどの具を、求肥っぽい生地で包んだお菓子。
個人的にはピスタチオがいちばん美味しかった。どこでも売ってます。

そして、海へ!
アジアサイドのウスキュダルという街へ、20分ほどかけてフェリーで。

超気持ち良くて、異常にテンションがあがる! おめでたき人。
スカーフを巻いて女優ごっこ・・・ほらね、スカーフはいろんな場面で役に立つんです。
ボスフォラス海峡クルーズなどは観光客メインだと思いますが、このフェリーは地元の人が多かった。

アジアサイドに渡ったのは、ウスキュダルのクズ塔近くから夕景を見るため。
まだ夕暮れには時間があったので、海岸沿いをぶらぶら。
釣り人いっぱいいました。
観光客だらけの旧市街と違って、アジアサイドはのんびりした雰囲気。
派手な観光ポイントはないけど、とても良いです。

小さなモスクでみつけた、この旅のベストガール!
か わ い す ぎ る !
思わずお母さんに許可をもらって写真撮ってしまいました。
ヒジャブかぶってたからよく見えなかったけど、お母さんも美人&オシャレさんだった。
しかしこのモスクでまったりしてたら、お兄さんが近づいてきて、ものすごく申し訳なさそうに
「Here is a pray place...Your legsなんちゃらかんちゃら」と詫びられる。
ぶっとい脚出しててこちらこそすみません!
慌てて脚にスカーフを巻く私。ほらね、スカーフはいろんな場面で(略)

夕暮れに染まり始めるイスタンブール。 
 
手前がクズ塔、その奥に対岸の旧市街の風景。

これが見たかったんですよ!